第14章 温泉旅行 凪 誠士郎
『…ぎくん!凪くん、起きて!』
「んっ…エマ?…ッ!///」
気付けばベッドで寝てたっぽい。
目の前にはエマの顔…
でも服がさっきと違う…
『えへへ、どう??さっき女将さんがどうぞって渡してくれたの!凪くんの分もあるよ!』
浴衣を身に纏ったエマはかなりの破壊力。
超可愛いんだけど…
ってかヤバい。
寝起きのせい?それともエマが可愛すぎるせい?
反応する自身のモノ…
俺の気持ちなんて知る由もないエマはにっこりと俺に浴衣を差し出す。
とりあえず浴衣を受け取り、エマにバレないようにする。
「まだお風呂も入ってないのに、なんで着たの?」
『えっ…な、なんとなく!そうだ!大浴場もあるみたいだから私行ってくるね!凪くんはもう少し寝とく?』
「‥俺も一緒に行く」
『じゃあ行こっか!』
この時、エマが一瞬悲しい顔をしてたことを俺は気付かなかった…