第10章 ❁雨の日 蜂楽 廻
「ッ!…なにそれ可愛すぎるって!」
『ちょっ…どこ行くの?』
パァッと分かりやすく表情が明るくなる廻。
突然手を引かれ、家とは逆の方向に歩き出す廻にどこに行くのかと訊ねれば、いつものとこっと言ってスタスタと歩き始めた。
いつもの場所とは河川敷、そこは廻がよく自主練するところ。
だけど今日は雨だ、どう言う事だろう…と思っているとあっという間に河川敷につき、橋の下へと連れ込まれた…
『急にどうしたの?…ッ!ちょっ//』
突然ぐいっと手を引かれ、抱き締められた。
「だーめ!今充電中!」
外だから恥ずかしくて離れようとするも、男である彼に力で勝てるわけもなく仕方がなく大人しくしていると…
『ッ!廻…どこ触って…ンんっ…//ダメっ…』
突然お尻に手が触れたかと思えば、やわやわと揉み始めスカートの中に忍び込み、ショーツ越しに秘部を撫で上げられる…
「嘘つきはよくないなぁ〜ほら分かる?…もう濡れてるよ?」
耳元でいつもよりも低い声で囁く廻にお腹の奥がキュンとした…
『やっ…外だ、から…んぅ//』
ダメって言おうとしたのにキスをされて言うことができなかった。
「ン…大丈夫!こんな雨だから誰もいないよ、それに…」
『ッ!///』
廻の言葉に背中に冷や汗が伝った…
"さっき告白されてたのに嘘ついたお仕置きしなくちゃね?"