第9章 やきもち 凪 誠士郎
『へっ、、、?///凪くん…?』
突然のことに頭が追い付いていない。
ここは保健室のベッドの上
私の瞳に映る景色は天井と…
「エマは俺よりもレオが好きなの?」
凪くんだ。
『そんな訳!…何でそんなこと聞いてくるの?』
凪くんがしてきた質問の意味がわからなかった。
だって私の彼氏は凪くんなのだから
私の言葉に凪くんは口を少し尖らせて
「名前…」
と呟いたのだった…
名前?何のこと…?
名前…?っと復唱する私に凪くんはムッとした表情に変わり…
「レオのこと名前で呼んでるじゃん…」
驚いた。
だってあの凪くんが…
『凪くんもしかして…嫉妬してくれてるの?//』
やきもちを妬いてくれているんだから…