第1章 甘い朝 凪 誠士郎
「あっ、やべ。レオじゃん…」
『御影くん?もしかして今日部活だったの?』
甘くて激しいエッチ後、ふと時計に目をやれば13時を指していた。
結局私も凪くんも学校をサボってしまったのだ。
エッチ後、私は体調が悪くて休むと学校には連絡を入れておいた。
先生には今後はもっと早く連絡をしなさいと怒られたものの、それだけで済んだのでマシな方だ。
凪くんも学校に連絡を入れ、今は2人でベッドでのんびりとしていたその時だった。
スマホに映る名前にげっ。と声を漏らす凪くん。
部活がある日はサボらずに学校に行っていたので今日はオフなのだと思っていたけど、どうやら部活はあったようだ。
御影くんに電話して謝った方がいいんじゃないかと提案すれば…
「えー、めんどくさいよ。たまにはいいじゃん」
『だーめ、御影くんとの約束があるでしょ?』
そう、凪くんと御影くんの2人はある約束をしている。
それはとても大きな夢…それを一緒に叶えると約束をしているのだ。
「うう…分かった。じゃあ…」
『ッ!///お手柔らかにお願いします…』
「やったね、じゃあレオに電話してくるからエマは少し休んでて…"もう1回戦"あるんだから」
ぽんぽんっと頭を撫でられ、ちゅっとキスをし御影くんに電話をしにいく凪くんの背中を私はぽけーっと眺めていた。
この後凪くんには1回どころか3回抱かれることになるとは知る由もない私は呑気に…
『凪くん…好き…』
っと惚気るのであった。
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