第5章 狼さん 氷織 羊
『んぁ、ン、よーくん…やぁっ…取って』
「じゃあなんで烏とLINEしとるんか教えてくれる?」
羊くんの言葉に首を横に振ると…
「教えてくれやんか…じゃあ外さへんよ」
耳元でいつもより低く、艶っぽい声で囁かれるだけでお腹の奥がきゅんっと疼く…
きっと羊くんの顔も凄く色っぽいんだろうな…
タオルで目隠しをされているせいで、何も見えない。
両腕もタオルで括り付けられてるし身動きも取れない。
今までこんなことしたことがないからか、目隠しをされているせいなのか身体はほんの少しの刺激でも反応し、その先を期待してしまう。
くちゅくちゅっと厭らしい音を態と立てて、羊くんの細くて長い綺麗な指は私の秘部を何度も出入りする…
だけど、いつもなら触れてくれる箇所は避けられている。
きっと羊くんは態としてると思う。
だって…
「どないしたん?腰動いてんで?…教えてくれたらエマの好きなとこ触ったるよ…?」
どうしてそんなに烏くんとのLINEの内容を知りたいのだろうか…
ほんとは言いたい、言えば楽になれる…
だけど…
『ッん、やっ、やだっ…ひゃっん!///』
やっぱり言えない。
せっかくのサプライズ羊くんの喜ぶ顔が見たかった…
だから耐えよう…そう思った時だった
『ふっ、ンんっ!ああっ、や、もう…イッちゃ…ッ!』
羊くんの指が1番感じる箇所を攻め始めたのだ…
もうイッちゃう…全身に駆け巡る快感、そして絶頂の波が襲いかかる…寸前で羊くんの指の動きが止まった。
「どないしたん?嫌なんやろ?」
今日の羊くんはすごく意地悪だ…