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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第1章 甘い朝 凪 誠士郎


『凪…くん?///』

私の目の前には凪くんと天井…

そこで漸くベッドに押し倒されたことに気がついた。

前髪で表情が見えない凪くんに恐る恐る声をかけてみた。

「・・・覚えたの?」

『えっ?なんて…?ッ!///』

まるで独り言を言っているように呟いた凪くん。

最初がなんて言っているのか聞こえなくて聞き返すと…

「ねぇ、そんな可愛いことどこで覚えたの?」

前髪の隙間から見えた瞳は先ほどの眠たそうな瞳ではなく…

エッチの時に見せる獲物をとらえた肉食獣のような瞳だ。

まずいと私の野性の勘が働き、咄嗟に私は平然を装った。

『凪くん、おはよ!ほら遅刻しちゃ…んぅ!///』

「んっ…、起きる気は出たけど…」

さっきのお返しのようにちゅっと触れるだけのキスをされ、抵抗できないように両腕を一纏めにされベッドに縫い付けられた。

太腿に当てられるのは紛れもない、熱を持った彼のモノ…

『な、ぎくん…?』

「エマのせいだよ?俺のこんなになったんだから…」

逃げなきゃ…でも彼の言葉の先を期待をしている自分もいた。

ゴクンっと唾を飲み込む…

「今日はとことん俺に付き合ってよ」

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