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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第4章 彼女のバイト 凪 誠士郎


席に着くや否や、無表情の凪くんとアワアワとしてる御影くんに見つめられる。

穴があったらすぐにでも入りたい。

最悪なことに1番高いオムライスを頼まれている。

オムライスは特典で萌え萌えきゅんとチェキサービスまであるのだ。

チェキならまだいい、でも萌え萌えきゅんなんて…恥ずかしすぎて出来ない…

動かない私に痺れを切らした凪くんは…

「ほら早くやってよ、おねーさんの萌え萌えきゅんないと美味しくなんないよ?」

『ッや、やります…』

「お、おい凪、そんないじめてやんなよ…エマちゃんだって此処で働いてる理由もあんだろ?」

挑発してくる凪くん、そんな彼と私の間に入ってくれる御影くん。

私の中ではさっさと済ませて彼を追い返す作戦に切り替えた。

一度深呼吸をして…

『美味しくなーれ!萌え萌えきゅん♡』

「なっ!///」

「・・・・」

全力でやったものの、変わらず無表情の凪くん。

一方御影くんは…

「なんでレオ顔真っ赤なの?」

「うぇ!?そ、そうかぁ!?あ、暑いからかなーははー」

彼にはどうやら萌え萌えきゅんは効いたようだ。

なんとか無事にチェキ撮影も終わり、バックヤードへと逃げ込もうとした時だった…

『えっ!?//ちょっ、んぅ!///』

グイッと腕を掴まれたかと思えば、私の視界は凪くんの顔でいっぱいになったのだった…

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