第4章 彼女のバイト 凪 誠士郎
『ッ!(嘘でしょ、なんで…)』
「おい!凪、急になんだ…うぇ!?エマちゃん!?///』
エマとレオは驚きのあまり固まる。
然し、その中で唯一冷静な男が1人…
「あれ?此処って"メイドカフェ"だよね?挨拶なしな感じ?」
そう、エマの彼氏である凪誠士郎だ。
『うっ…お、おかえりなさいませ、ご…ご主人様…』
凪の無言の圧にエマは萎縮するしかなかった。
なんとか席に案内し、後はバイト仲間に接客を任せるつもりの計画だったのだけど…
『えっ?わ、私指名…?』
「追加で1万払うって言われたんだもん、ほらテキトーに済ませておいで!」
御影くんを連れてきた理由はそーいうことかと1人納得し、私は意を決して凪くんの席へと向かうのであった…