第3章 お嬢の彼女 千切 豹馬
「あれ?ちぎりん…っと…」
「げっ!蜂楽!?」
ブルーロックへ戻る前にエマが東京観光がしたいと言った為、前日に前乗りした俺たち。
デートを楽しむつもりが、まさかの蜂楽と遭遇してしまったのだ…
『あっ…豹馬のお友達?U-20の試合にも出てた…』
「ちぎりんの友達の蜂楽廻です、初めましてエマちゃん」
『ッ!///』
エマの手をそっと掴み取り、にっこりと微笑む蜂楽にエマは頬を染めた。
それに嫉妬した俺は…
『パシッ)えっ?…んぅ!///』
「わぁお!ちぎりんやる〜」
「俺のエマだからな!!!」
『ひょ、豹馬のバカ!!!///』
怒るエマではあったものの、千切の大胆さに胸がときめいていたそうだ…
「うわ、お嬢の彼女めっちゃ可愛いじゃん」
「なかなかやるやないか、お嬢も」
カシャッ)「お嬢の彼女の写真ゲーット」
影から3人を覗いていたのは、こちらもたまたま前乗りで東京にやってきた乙夜と烏。
この2人によってエマはブルーロック内で暫く有名になり、千切は暫く頭を悩ますこととなるとはこの時はまだ知る由もなかったのだった…
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