第2章 カノジョ 乙夜 影汰
"俺こーみえても結構余裕ねぇの、エマちゃんの前だと"
全然目を合わせてくれないから不安になり、涙が溢れ出した。
だけど乙夜くんの言葉で自分の勘違いだと漸く気付く…
少し照れくさそうに話してくれた乙夜くんに胸がきゅんっとした。
私のことすごく大切にしてくれてる彼は元カレとは違う…
チャラ男ってだけで勝手に軽いと決めつけてた。
乙夜くんなら…いい。
そう思った。
私がキスしたことに驚く乙夜くん。
結構乙夜くんってピュアかも…
『んっ…乙夜くんなら…いいよ…?』
そう伝えれば…
『ンッ!///んっ…』
「ごめん、エマちゃん。俺マジで限界…」
それだけ言うと再び唇を塞がれ、唇をぺろっと舐められた。
ゆっくり唇を開けるとにゅるっと忍びこむ彼の舌…
歯の裏をなぞられ、私の舌を見つければ…
『んっ、ンん…んふっ、ン…』
器用に絡め取られ、舌を吸われる…
甘くて蕩けそうなキスに必死だった…
「ん、エマちゃんマジで可愛い…好き」
キスの合間に何度も好きだと伝えてくれる乙夜くん
彼の言葉がすごく嬉しくて堪らなかった。
暫くして唇が離れれば…
「エマちゃんのこと抱きたい…」