第18章 仔猫 千切 豹馬
『えっ…それって…///』
「だから言ってんだろ!すげー嫉妬した。こんな可愛い姿俺以外の男の前でしやがって…」
ここで漸く自分の勘違いに気付くことができたのだ。
頬が緩む…
おまけに千切くんが嫉妬してくれていたなんて嬉し過ぎる…
いつも私ばっかりって思ってたから。
珍しく顔を真っ赤にしてる千切くん…
彼の言葉に私まで顔が熱くなった。
『じゃあ怒ってないの?…ッ!///』
ドサッ
気付けば私は再びベッドに押し倒されていた。
「怒ってねぇって言ったら嘘になるな。俺以外のヤツらにこんな可愛い姿見せたんだからな…だから…お仕置きだ。へばんなよ?仔猫ちゃん…」
鋭く光った瞳は簡単に私を射抜いた。
ゴクリと私は唾を飲み込んだ。
千切くんがあまりにも妖艶だったから…