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エゴな彼らと甘いお話【ブルロ短編R18】

第18章 仔猫 千切 豹馬


『んっ、あっ…やっぱり…ぁあっ…んっ///』

「今更待てなんか効かねぇよ」

『ッ!///ち、ぎりくん…』

「この時間なら誰も来ねぇよ。俺たち2人きりだ…」

膝に当たるのは主張する彼のモノ…

ダメなのに…

でも嬉しいと感じてしまう私はかなり変態だ。



「ッなんだよ、その手…」

『だ、だって…私だけ恥ずかしい…』

私の言葉に少し不機嫌な顔をしていた千切くんの表情はすぐに柔らかくなった。

「フッ…お前ってほんと可愛いやつだな」

『なっ!///』

そう言ってバサっとシャツを脱ぎ捨てる千切くん。

久しぶりに見た彼の身体はいつみても胸がきゅんとしてしまう。

鍛えられたその身体は細身なのにがっしりとしていて、とても逞しい。

ついつい顔を赤らめると…

「んだよ、お前が脱げって言ったんだろ?」

『ち、違っ!…そ、そーだけど…まだ慣れないの…きゃっ!///』

ドサッと再びベッドへ押し倒される。

見上げれば真剣な瞳の千切くんと目が合った。

「…俺だけにしろよ?」

『へっ?』

「この表情も…この姿も…見れんのは俺だけ…エマだけは失いたくねぇんだよ」

そう切なく呟き、私の頬を撫でる千切くん…

彼の言葉に私は胸が締め付けられた。

「ッ!…エマ…?」

『私はずっと千切くんのそばにいるよ』

彼の首に腕を回しぎゅっと抱きついた。

私だけは絶対に千切くんを見捨てたりしない。

サッカーをしている彼を好きになった。

でもサッカーをしなくたって千切くんは千切くんだから…


『好き…大好きだよ、千切くん』

この日、初めて私は自分から彼にキスをした…


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