第16章 ❁気づいたコト 蜂楽 廻
「そんでねー!潔がねー!」
『ふふ、うんうん』
室内にはまったりとした空気が流れていた…
甘えタイムが終了した廻はブルーロック内であったことを嬉しそうに細かく教えてくれた。
今までとは違って沢山友達ができたようだ…
私の予想通り、やっぱり彼の1番の友達は潔くんのようだ。
『潔くんも凄かったね!昨日のゴール決めた時凄く"カッコよかった"!』
廻の友達だから…っと思って言った言葉だったのに…
ドサッ
気付けば私はベッドに押し倒されていた。
『わっ!…ちょっとめぐ…る?』
「ねぇ?俺よりも潔の方がカッコいい?」
『へっ!?』
「さっき言ったじゃん。潔のことカッコいいって」
驚いた…
今までテレビとかでこの人カッコいいって言ってもほんとだねーっとしか返さなかったのに…
『それはゴール決めてたし、でも私は廻が1番カッコいい…んっ!//』
ちゅっとリップ音が部屋に響き渡った…
「エマの彼氏は俺なの!!だから…」
『ッ!///廻ちょっと待っ…ンんっ///』
"もう二度と他の男のことカッコいいって言わないようにおしおきね?"
そして冒頭に戻るのである…