• テキストサイズ

奪い合う光の中で【ブルーロック】

第4章 忍び寄る影


その頃、ブルーロックの共有スペース。
いつも通りの賑わいの中、の姿がどこにも見当たらないことに潔が気づいた。

潔「さなさん、どこ行った?」

潔のその言葉に凪も千切も顔を見合わせる。

千「ずっとこの辺にいると思ってたのに…なんか変だな」

千切が不安げに言うと、國神はすぐに立ち上がった。

國「探そう」

4人はが居そうな場所を探した。
しかしなかなか見つからない。
4人は一度廊下のぶつかるところに集まった。

國「いたか?」

潔「いや、いないんだ」

千「こっちもダメだった」

凪「いつもこの時間帯に仕事してるところは大体見たんだけどね」

皆が、はぁ、と一息ついたとき、


ぐすっ……ぐすんっ……


國「ん?」

國神の耳には誰かが啜り泣く声が聞こえた。

潔「國神?」

千「どうかした?」

凪「…」

國「いや…」

國神は気のせいだと思った。
しかし、またぐすんぐすんと、弱々しく響く鳴き声が聞こえた。

國「気のせいじゃない…泣いてる声が聞こえる」

/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp