• テキストサイズ

奪い合う光の中で【ブルーロック】

第8章 甘い拘束


その夜、冷えた空気のなか、國神、凪、潔、凛、千切の5人がいつになく真剣な顔でテーブルを囲んでいた。

凛は背もたれに深く座り、腕を組んでいる。
不満げな顔で口を開いた。

凛「……なんで俺まで、お前らとおしゃべりしなきゃなんねぇんだよ」

潔「お前も見たからだろ。さんの腕の痣、俺と一緒に……」

その言葉に、國神が小さく反応する。

國「痣……?」

凪「え、何それ。初耳」

潔はゆっくり頷いた。

潔「さんの右腕に、でかい青紫の痣があったんだ。打撲って言ってたけど……あれは絶対、ぶつけたレベルじゃない」

千「……そんな……全然知らなかった」

國神は顔をしかめた。

國「マジかよ……じゃあ、やっぱり“無理してる”ってことなのか……」

凪も息を呑むように目を伏せる。

凪「…やっぱ、ただの“恋人”ごっこじゃないんだね」

少しの沈黙のあと、國神が口を開いた。
/ 175ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp