第8章 まじかよ【爆豪】
「かっちゃん
私.....妊娠したの」
沈黙。
数秒後
さっきまで喚いていた彼の口が
ぱくぱくと空気を掴む魚みたいに動いた。
爆「......え、マジで?」
「マジで」
爆「......なんだよ、ったく......」
ドサッとソファに崩れ落ちた爆豪は
顔を覆って小さく笑っていた。
その肩が少しだけ震えている。
爆「......バカかよ俺......ビビった....」
次の瞬間、グイッと引き寄せられて
抱きしめられる。
爆「......よかった......まじで......
おれ、父親になんのか......
お前と、家族になるんだな.......」
「....うん」
爆「お前もガキも..,
俺がぜってぇ守るからな......」