第8章 まじかよ【爆豪】
数日後、
私のお腹はまだ目立った変化はない。
それでも
そこに小さな命があると知ってから
爆豪の様子はどこか変わった。
爆「なあ......その.......もう寝たか?」
「起きてるよ?」
爆「.....いや、ちげえ。
お前じゃなくて......その......お腹のやつ」
一瞬きょとんとしたあと
あなたはぷっと吹き出した。
「まだ聞こえないよ?」
爆「うっせ、わかってんだよ。
でも......練習だろ。
いつか話しかけるってんなら
今から慣れとく」
不器用にぶつぶつ言いながら
彼はおそるおそるあなたのお腹に手を添えた。
少しだけ震えるその手に、彼の緊張が伝わる。
爆「.....よ、よう.......俺が親父だ」