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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第27章 「花の匂いは誰のもの**」


「僕が京都でのことばっかり考えてた間に、そんな不純異性交遊が行われていたなんて!」

「せ、先生っ! ストップ!」



私は揺れる頭のまま、その腕を掴んだ。



「私の話、ちゃんと聞いてましたか!?」



抗議するように睨みつけると。
先生は私を揺さぶる手を止めて、むすっとした顔で口をへの字にした。



「聞いてたよ。宿儺がなんちゃら、悠蓮がなんちゃらって話でしょ?」

「……なんちゃらって」



全然聞いてないじゃん。
私は先生の胸元をぺちっと軽く叩いた。



「宿儺の言うことだって、無視できないです」

「それに……私、このまま悠蓮と混ざって……いつか、本物の魔女に、いや……バケモノなっちゃうかもしれないんですよ!?」



声が、少しだけ震えた。
自分でも口にするのが怖かった、最悪の想像。


なのに……先生は、まったく心配する様子も見せない。
むしろ、私の頬を両手でむにゅっと挟み込んで、ケラケラと笑った。



「うーん。なら、すっごく可愛い魔女になるだろうねぇ」

「……っ、ひょういう話じゃなくて!」



挟まれた頬のせいで、変な声が出る。


(この人、全然本気にしてない……)


私が必死に話しているのに、先生は「どんな魔女かなー。魔女の宅⚪︎便みたいな? そしたら、僕専用の宅急便屋になってもらお」なんて、呑気に私の顔をこねくり回している。



「しぇ、んせいっ、ほんとにもう……」



これ以上はちゃんと怒ろうと思って、先生の手を振り払おうとした。
けれど、その手のひらがふいにやさしくなる。
頬を包んだまま、輪郭をなぞるようにそっと撫でられて。
さっきまでのふざけた笑顔は、もうどこにもなかった。
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