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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第27章 「花の匂いは誰のもの**」


「虎杖くん。宿儺って、千年前の呪術師なんだよね?」

「え? ああ、そうだけど……」



虎杖くんが少し戸惑ったように頷くと、伏黒くんの眉がぴくりと動いた。



「宿儺が、悠蓮のことを知ってるって言いたいのか?」

「うん。……悠蓮のことを知っていないと、私を見てそんなこと言わないんじゃないかと思って」



私は、虎杖くんの目を真っ直ぐに見つめた。



「だから……虎杖くん。私、宿儺に聞いてみたい」



虎杖くんが、困ったように眉を下げる。



「うーん……の気持ちはわかるけどさ。あいつの言うこと、あんまり信用しない方がいいぞ」

「そうよ。あんた、自分が何言ってるかわかってんの?」



野薔薇ちゃんが、すかさず口を挟んだ。
その声は、私を窘めるように少しだけ厳しい。



「素直に答えてくれるような相手じゃないわ」



伏黒くんも、腕を組んで続けた。



「ああ。それに……いくら虎杖が抑え込んでると言っても。五条先生がいない状況で、宿儺に主導権を渡すのは危険すぎる」



三人の意見は正論だった。
みんなが、私のことを本気で心配してくれているのが伝わってくる。


少しでも悠蓮について知っておきたいと思ったけど、みんなを危険に晒すわけにはいかない。


(……そんな簡単じゃないか)


俯きかけたその時、虎杖くんがぽんと手を打った。



「なぁ、。宿儺じゃなくてさ、『悠蓮』本人に直接聞けば?」



その言葉に、はっとする。
言われてみれば、その方が早いし確実なんだけど……



「でも、私から呼びかけても何も反応ないの。夢で、彼女の記憶を見ることがあるだけで……」



自分の手のひらを見つめる。


(今朝の夢の中の、あの白髪の男の子もそうだった)


彼女はいつも一方的に夢に現れてくるか、私が彼女の記憶を見てるだけだ。



「……そういや」



虎杖くんが急に何かを思い出したように、ぽつりとこぼした。



「俺、宿儺の昔の記憶なんて見たことないな」
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