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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第26章 「愛ほど歪んだ呪いはない」


(何人の目にも触れさせてはならぬ、ね)

(ということは……悠蓮の記録を書き換えたのも靖厳なのか?)


一人の女をここまでして隠すなんて、異常すぎる。
どうして、そこまでする必要があった?
千年前の五条家当主、靖厳。
そして、魔女と呼ばれた悠蓮。


(……一体どういう関係だったわけ?)


答えのない疑問が、頭の中でぐるぐると渦を巻く。



「……靖厳様は」

「悟。お前と同じ、六眼と無下限呪術の抱き合わせを持たれた御方だった」



千年前の六眼と、魔女。
現代の僕と、。



「……はっ」



思わず、乾いた笑いが口からこぼれた。



「それで、『星は巡る』って言ってんの?」



じいさんは、悠蓮の墓石へともう一度視線を戻す。



「六眼、星漿体、天元。これらが決して逃れられぬ因果で繋がっていることは、お前も知っていよう」

「……六眼と『魔導』もまた、同じ因果の糸で結ばれているのだ」



そう言って、じいさんは苔むした石の台座を皺だらけの手で撫でた。



「……最近、ここが荒らされた」

「荒らされた?」

「ああ。結界が破られ……ここに埋められていた『あるモノ』がなくなっていた」

「あるモノ?」

「靖厳様が『いつか来るその時』のために、彼女の墓標と共にこの地に封じ隠しておいた呪物だ。……それが何者かに掘り起こされ、持ち去られていた」

「は?」



思わず、低く尖った声が出た。



「……なんでそのこと、当主の僕にすぐ報告しなかったわけ?」



鋭く睨みつけると、じいさんは苦々しく顔を歪めた。
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