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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第24章 「可惜夜に眠る 後編②**」


「うーん、そうだなぁ。……僕は、世界中の美味しいスイーツをいくら食べても太らない体」

「……それ、もうほとんど叶ってませんか?」

「そう? あとは……」

「願い事は、一個だけですよ」

「僕、そういうルールで縛られるの嫌いなんだよね」

「そんな、むちゃくちゃな……」



髪を撫でていた先生の手が、今度はそっと頬に触れた。
少しだけ顔を上げると、蒼い瞳と視線がぶつかる。



「……今、僕の腕の中にいるおてんば娘が、ずっと一緒にいてくれますように」



そう囁かれた瞬間、胸の奥がきゅうっと甘く痛くなる。
私だけがそう思ってたんじゃなくて、先生も同じことを願ってくれてたんだって。


(うれしい……)


うれしいのに、まともに受け止めるには恥ずかしすぎて。



「……っ、私、おてんばじゃないです」

「えー? こんな夜更けに男の部屋に忍び込んでくるなんて、警戒心ゼロでしょ。襲われても文句言えないよ?」

「お父さんとお母さんに教わんなかった?」

「……うっ」



夜中に一人で会いに来た自分のことを思うと、全然強く否定できなかった。
先生には全部見透かされてるようで、なんか悔しい。


だから、ついむきになって――





「……先生になら、別に襲われてもいいもん」



そう言った瞬間、私の頬に触れていた先生の手が止まった。


(……っ! 私、いま、なんて……!)


自分で言った言葉の意味に気づいて、慌てて口元を両手で塞ぐ。


先生の心臓の音が、少しだけ速くなったような気がした。
頬を撫でていた指が、ゆっくりと顎の線をなぞって。
そのまま、くいっと顎をすくい上げられた。
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