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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第24章 「可惜夜に眠る 後編②**」


「ううん。私も、ごめんなさい」



その大きな背中にそっと腕を回した。



「痛かったけど……先生だったから。嫌じゃ、なかったです」

「……それに」



前みたいに、余裕のない先生を思い出してしまう。
苦しそうなくらい必死に、私に触れてきた。
いつもの余裕なんて少しもなくて、ただ私を離したくないみたいだった。


あんなふうに求められたことに、少しだけどきっとしてしまったなんて。
そんなこと、言えるわけない。


先生の胸元に顔を押しつけて、首を振った。



「……やっぱり、なんでもない」



その瞬間、頭の上にふっと吐息が落ちる。



「……まぁ、また余裕なくなってしちゃうかも」

「え……?」

「冗談。が嫌がること、もう絶対しないから」



そのまま、頬に唇が触れる。
ちゅ、と短いキス。
もう一度。
今度は耳の近くに。



「ね、今させて?」



その声が耳に落ちた瞬間、身体が熱くなる。


でも、すぐ隣は伏黒くんたちの部屋だ。
私がもし、変な声を出しちゃったら……



「……み、みんなに気づかれるかも」



不安で少し身を縮めると、先生がくすっと笑った。



「大丈夫。この部屋、防音ちゃんとしてるから」



安心させるみたいに、何度もやわらかいキスが落ちてくる。
なんか、くすぐったい。



「お願い。……しよ?」



少しだけ首を傾げて、先生が私を覗き込む。
白い髪がさらりと揺れて、その蒼い瞳がまっすぐに私を捕まえた。


(う、その顔は……ずるい)


反則なくらい、綺麗な顔。
私がこういうのに弱いって、きっと分かってやってる。


あんな声で囁かれて。
そんなふうに見つめられたら。


もう、頷くことしかできなかった。
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