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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第23章 「可惜夜に眠る 後編①」


大好きで、いちばん会いたかった人。



「……せん、せい」



私の掠れた声に。
先生は、口角を上げてふっと笑った。
そして、私を腕の中に抱きとめたまま、みんなに向かってひらひらと片手を振る。



「はーい! みんな、お疲れサマンサ〜!」



静まり返っていた廃ビルに、先生のやたらと明るい声が響き渡った。



「お、せんせー!」



虎杖くんが、パッと顔を輝かせて手を振る。 
先生は私を片腕で支えたまま、満足げに大きく頷いた。



「うんうん、みんなよく頑張ったね! こんなに完璧に一掃できるなんて、やっぱり僕の教え方がいいからかなー?」

「「……はぁ?」」



真希さんと野薔薇ちゃんが、まったく同じタイミングで心底嫌そうな声を出した。 
いつもの、みんなのやり取り。 
張り詰めていた空気が、一気に日常の温度へと戻っていく。


伏黒くんが、少し息を整えながらこちらへ近づいてきた。



「、大丈夫か? ……お前に、相当無理させた」



その瞳に、申し訳なさそうな色が滲んでいる。 
私は、先生の腕に少しだけ寄りかかったまま、小さく首を横に振った。



「ううん、大丈夫。安心したら、力が抜けちゃって……」

「そうか」



伏黒くんが、ホッとしたように肩の力を抜く。 



「それより、狗巻先輩は……?」



さっき、特級相当の呪霊を無理やり一つにまとめるために、大量の血を吐いていた。 
心配で声をかけると、狗巻先輩がこちらを向いた。
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