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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第22章 「可惜夜に眠る 中編**」


「お、やってる〜?」



軽快な声と共に、ひょっこりと入口から顔を出したのは、先生だった。
手にはコンビニの袋をぶら下げている。


(……っ!)


突然の先生の登場に、心臓が大きく跳ねた。
思わず、ジャージの襟元をぎゅっと握りしめる。
昨夜の記憶がぶり返して、なんとなく先生を直視できない。



「なんですか、その行きつけの飲み屋みたいな言い方」



伏黒くんが呆れたように突っ込んだ。



「GTGから、愛しの生徒たちへ差し入れだよ~」



先生は肩を揺らして笑いながら、テーブルにお菓子を広げた。



「やったー!」
「サンキュー、せんせー!」



みんなでそのお菓子に群がっていると――



「悠仁、」

「爆弾コンビの君たちに、明日の朝イチで、僕がとーっておきの任務を用意しました!」



その先生の言葉に、野薔薇ちゃんと伏黒くんも手を止めてこちらを見る。


(……爆弾コンビ?)


どういう意味だろ?


虎杖くんが目を丸くして声を上げる。



「えっ、明日の朝!? 急だなー」



先生は人差し指を立てて、楽しそうに続けた。



「ここから車で一時間くらいの山奥にある廃村で実践訓練」

「推定等級は……準一級ってとこかな」

「……!?」



準一級なんて。
あの港での呪霊でも、二級だったのに。
それでも、大怪我をして。
なんとか送ることができたレベルだ。



「五条先生」



たまらずといった様子で、伏黒くんが口を挟んだ。



「いくら何でも、虎杖とには荷が重すぎませんか」



呪力のない私と、まだ経験の浅い虎杖くん。
私たちだけで準一級に行く……
頭の中に「死ぬ」という言葉が浮かんで、背中が冷たくなった。



「そうよ! ちょっと、この合宿で死人出す気?」



野薔薇ちゃんもスナック菓子を乱暴に置いて、先生を睨みつけた。
でも、先生は涼しい顔でチッチッと人差し指を振った。



「厳しいから行かせんの。二人には強くなってほしいしね」



それから、ひらひらと手を振って。



「安心して。恵たちにもちゃーんと別の課題用意してあるから」



みんなが何か言い返そうとしているのが分かった。
でも、先生はもう聞く気がないみたいに視線をこちらへ戻す。
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