第22章 「可惜夜に眠る 中編**」
「ねぇ、こうやって浅ーくトントンってされるの、どう?」
先生がそう言って、浅い場所だけをゆっくりと擦った。
「ん、ふ……っ、んんっ……!」
深くは入ってこない。
なのに、内側の敏感な部分だけを的確にこすられるたび、ビクンと背中が跳ねてしまう。
(……あ、だめ)
(これ、だめ……っ)
きもちいい、って認めたら。
口に出したら。
もう、戻れなくなる。
頭では分かっているのに。
引き抜かれそうになる熱を追うように、腰が勝手に後ろへ揺れてしまう。
止めようとしているのに、身体のほうが先に擦り寄って――
「あ、あっ……っ、は……す、き……っ」
「やらしー。こんなことばっか、覚えちゃって」
息がかかるほど耳元の近くで、先生がくすっと笑う気配がした。
「ねぇ、。今のこんな姿……」
その囁きが、さらに低くなって。
「の両親が見たら、どう思うんだろうね」
(……っ)
その言葉は、まるで刃物みたいに。
私の一番、触れられたくないところをまっすぐ突いてきた。
何かが音を立てて崩れていく。
(……そんなこと、いわないで)
声にしようとしたのに、唇が震えるだけ。
気づいたら、涙が滲んで。
頬を伝ってシーツに落ちた、その瞬間。
「っ――あ、ああっ……!」
今まで焦らされていた一番深い場所へ、容赦なく根元まで叩き込まれた。
「っひ、……や、やだ……っ、んぁ、せんせ、やっ……!」
浅く突かれていた時とは違う。
ぐちゅ、ぶちゅ、といやらしい水音と肌が激しくぶつかる音が、息つく暇もないくらい速くなっていく。