• テキストサイズ

【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第21章 「可惜夜に眠る 前編**」


校舎の奥から現れたのは、三人の人物。


一番に目に入ったのは、ポニーテールにメガネの女性。
長身でスラッとしていて、動きに無駄がない。
でも、鋭い目元がちょっと怖い……。
あの人が、真希さんかな?


その隣には、銀髪の男の人。
ネックウォーマーで口元を隠していて、顔はあまり見えない。
でも、目だけがじっとこちらを見ていた。


そして――

 

「……パンダ?」

 

思わず、声に出してしまった。

 
白と黒のモフモフした、ぬいぐるみみたいな……いや、明らかにパンダの姿をした存在が、こちらに向かって二足歩行で歩いてくる。
両手(前足?)を振って、すごく自然に。



「おーい、1年、交流会以来だな〜」

「パンダ先輩。久しぶりっす」

 

虎杖くんはパンダと自然に会話している。


(パンダが……歩いてる……しかも喋ってる……!?)

(……呪術高専って、そういう感じ……?)


あまりの現実離れした光景に、思考が停止しかけた。
 


「何だよ、あのバカ……まだ来てないのかよ」

 

ポニーテールの女性が、苛立ちを隠さずに言い捨てた。

 

「五条先生が時間通りに来るわけないじゃないですか」

 

伏黒くんが淡々と返すと、女性はチッと舌打ちする。
それと同時に、鋭い視線が私に向けられた。
銀髪の先輩の視線も。
そしてパンダのつぶらな瞳まで、こちらを向いていた。


一斉に注がれる“目線”に、思わず背筋が伸びた。

 
(ひぇっ……あ、挨拶しなきゃ)

 
ポニーテールの女性が腕を組んだまま、じろりと私を見やる。
その目は、好奇心とも懐疑ともつかない、鋭い観察眼。


 
「お前が、噂の“魔導を使う”っていう一年か」

「ふーん……なんかもっと、すごいオーラでも出てるのかと思ったけど」

 

その隣で、パンダがのんびりとした声で言葉を続けた。



「案外フツーだな〜。もっとこう、魔法の杖とか持ってんのかと思った。帽子とかローブとかさ〜」

 

それ、完全に魔法使いのテンプレ……
/ 563ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp