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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第21章 「可惜夜に眠る 前編**」


野薔薇ちゃんは、あたりをきょろきょろ見回す。

 

「真希さんたちもまだ来てないわね」



真希さん……今回は、二年生も一緒なんだっけ。


(あ、そういえば……)


「私、先輩たちと会うの、今日が初めてかも」



そう言うと、三人が「え?」と揃って私を見た。



「そうだっけ?」



虎杖くんが首を傾げた。

 

「うん。今までの任務、ほとんど先生が同行してくれてたし……。上級生と一緒になる機会なくて」

 

私がそう答えると、虎杖くんが「あー」と声を上げて手を打った。
 


「そっか。、大怪我でしばらく入院してたし。この前の交流会も、参加してなかったよな」

「うん……参加したかったな」



私がぽつりと呟くと、伏黒くんがぼそっと口を開いた。

 

「……五条先生の無茶振りで、野球だったけどな」

「野球……?」

 

あまりにも意外な単語に、私は思わず首をかしげる。
あれ? 交流会って、呪術合戦って聞いたような……



「しかも、呪術禁止の“ふっつーの”野球」



野薔薇ちゃんが、腕を組みながら続ける。

 

「ま、もちろん東京校の勝ちだったけどね」



自慢げに言う野薔薇ちゃんの隣で、虎杖くんがうんうんと嬉しそうに頷いた。

 

そんな話をしていたときだった。

 

「おーい! 一年〜!」

 

校舎の奥の方から、明るい声が飛んできた。

 

「!」

 

私たちは一斉にそちらを振り返る。
夏の光を背にして、数人の影が近づいてきた。
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