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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第20章 「君の心をさらったその日から**」


***



「さ、さ! 五条先生も伊地知さんも遠慮しないでね!」



おばあちゃんは小皿と割り箸を配りながら、ちゃっかり先生の隣に座り込んだ。
その動きの素早さに、思わず口が開きかけた。


テーブルの上には、近所のお寿司屋さんから出前した特上寿司。
桶いっぱいに、トロに鯛にサーモンに、うにイクラ。
もう宝石箱みたいに、艶めいたネタがぎっしり。



「いや〜、でもすごい偶然! まさか、お兄さんがの担任の先生だったなんて!」

「ほんとほんと! こんなとこで、のおばあちゃんに会えるなんてね!」



先生が笑って返すと、おばあちゃんも手を叩いて大笑い。
……もう、すっかり意気投合してる。
おばあちゃん、人懐っこいのは知ってたけど、にしても早くない? 

 
先生はあぐらをかいてすっかりくつろいでるし。
伊地知さんは恐縮したように正座で座ってて……なんだか申し訳なくなる。


で、どうしてこんなことになったかっていうと。





数時間前。
おばあちゃんが連れてきた“若い男二人”の正体は――


まさかの、先生と伊地知さんだった。



「……せ、せんせい!? なんで……!」

「やっ。、久しぶりの実家どう?」



先生が持っていたアイスケーキは、ギリギリ冷凍庫に入れることができた。
そのあとJAFを待つ間に、おばあちゃんと先生が桃をつまみながらスイーツ談義で盛り上がって――

 
で、車が無事直ったタイミングで、おばあちゃんが放ったひとこと。

 

「せっかくだから、うちで夕飯でもどうです?」

 

……それがすべての始まりだった。



思い返してるうちに、宴は次のフェーズに突入してた。



「ほらほら、乾杯するよ〜。も、伊地知さんも。グラス、持って持って〜」

 

おばあちゃんの勢いに押されて、私も伊地知さんも、おずおずとグラスを取る。
おばあちゃんはビール。
先生と私と伊地知さんは、ウーロン茶で。



「じゃあ――改めて。今日の不思議なご縁に」

「かんぱーい!」



グラスが軽く触れ合って、澄んだ音が鳴った。
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