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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第13章 「咲いて、散って、また咲いて**」


「……もう少し、頑張れそう?」



耳元で囁かれた声は、あまりにも甘くて。
思わず、顔を上げてしまった。



「え……?」

 

そう言った瞬間。
先生の手が、わたしの腰に添えられて――
くるり、と。

 
気づいたら、体勢が変わっていた。


上半身は布団に沈んで、
でも、お尻だけが上がってる。


脚も少し開かされていて、
背中に感じる彼の気配が、すぐそこにある。



「えっ、ちょ、ちょっと先生……!? 何するんですか?」


             
思わず振り返ろうとすると、背中に影が落ちる。
先生が、覆いかぶさるように身体を重ねてきて――


(……え?)


下着のクロッチのあたり。
ぴたりと、何かが当たった。


布越しでもわかる。
固くて、熱を帯びたもの。


明らかに、自分のものじゃない感触。

 

「っ……」



思わず息を呑んだ。


(……まさか……)

(うそ……これって、もしかして――)

 
一拍、遅れて理解が追いついた瞬間、
頭の中が真っ白になる。



「っ……~~~っ!!」

 

顔が、一気に熱くなった。
頬だけじゃない。
耳の先まで、火がついたみたいに熱くなる。


目も開けられないまま、
ぎゅっと指先に力が入る。

 
そのときだった。

 

「これ、何かわかる?」

 

ぞくりとした。


耳にかかった吐息。
言葉の意味。


そして――


ぐ、と。
下半身に押し当てられていた熱が、
さっきよりも、ほんの少しだけ強く押し込まれる。

 

「……ぁ……っ!」



思わず、震える声が漏れる。
でも、それ以上は何も言えなかった。

 
(やだ……っ、何って……言えるわけない……!)


喉が詰まって、
言葉にならない。


ただ、頭をぶんぶんと振ることしかできなかった。
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