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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第2章 「はじまりの目と、最強の教師」


「この子はちょっと特別でね、真希と同じで呪力はゼロ。でも面白い力を持ってるんだよ」

「え、面白い力って何?」

 

虎杖くんが、目をキラキラさせて身を乗り出してきた。

 

「それがね、まだよくわかんないんだ」

 

先生は私の肩から手を離して、両手を広げてみせた。



「でも、呪霊を一瞬で祓ったんだよ。なかなかできない芸当だよね」

「……先生の六眼でもわからないんですか?」

 

伏黒くんが、わずかに目を細めて言った。
その一言で、教室の空気が少しだけ引き締まる。



「僕の目で見ても、さっぱり」



先生はちらりと私の方を見てから、すぐに三人に視線を戻した。



「だからは、自分の力を解明するためにここに来たってわけ。――ってことで、みんなよろしくね」



虎杖くんがにかっと笑って、隣の伏黒くんの肩を勢いよく叩いた。



「クラスメイトが一人増えると賑やかになっていいな、なぁ伏黒!」

「……四人でも、まだ少ないだろ」

 

伏黒くんはため息まじりに返しながらも、口元はほんの少しだけ緩んでいる。



「ま、女子二人なんだし、仲良くやりましょ」

 

釘崎さんがそう言って、私に笑いかけてくれた。


(……虎杖くんに、伏黒くんに、釘崎さん)

(みんなと、これから仲良くできたらいいな)


私は釘崎さんの隣の席へ向かうと、先生がまだこっちを見ている気がして。
振り返ると、視線がまっすぐぶつかって、先生の口元がふっとゆるんだ気がした。


(……なんだろ)


先生に見られると、少しだけ落ち着かない。
期待されているような。
それとも、試されているような。


なんだか落ち着かなくて、目を伏せた。



「さ、授業始めるよ。も、席ついて」



先生に急かされて、私は慌てて自分の席に座った。


そういえば、さっき伏黒くんが言ってた“りくがん”って……何だろ?
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