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【呪術廻戦/五条悟R18】魔女は花冠を抱いて眠る

第2章 「はじまりの目と、最強の教師」


翌朝、私は五条先生に連れられて、教室の前に立っていた。
扉の向こうからは、数人の話し声がかすかに聞こえてくる。
手のひらがじんわり汗ばんで、制服の裾を無意識に握ってしまった。

 

「……緊張してる?」

「少し……」

「大丈夫、悪い奴らじゃないからさ」

 

そう言って、先生は気楽そうに笑いながら扉を開けた。

 

「みんなー、四人目の新しい一年生だよ。さ、、自己紹介タイム~」


(え、いきなり……!?)

 
先生に軽く背中を押されるみたいにして教室へ入る。
その瞬間、室内にいた三人の視線がいっせいにこっちへ向いた。
 

(わ、見られてる……)

 
思わず足が止まりそうになる。
でも、ここで黙ったらだめだと思って、なんとか背筋を伸ばした。

 

「です。……よろしくお願いします」

「おー、よろしく! 俺、虎杖悠仁!」

 

真っ先に声をかけてくれたのは、少しピンクがかった茶髪の男の子だった。
勢いよく手を振ってくれて、その明るさに少しだけ肩の力が抜ける。

 
でも、残りの二人は何も言わず。
ただ、じっとこっちを見ている。


(……え。もしかして、歓迎されてない?)
 

「ちょっとちょっと〜、転校生の歓迎だよ? もっとテンション上げて!」

 

先生が陽気に場を回そうとするけれど――

 

「……テンション高い大人って、不気味ね」

 

女の子の冷めた声が、ぴしゃりと飛んだ。

 

「ノリ悪いねぇ。ま、いいや。僕がちゃちゃっと紹介するね」

 

先生は気にした様子もなく、三人を順番に指さした。
 


「まず手を振ってたのが虎杖悠仁。悠仁は呪いの王、両面宿儺の器なんだ。窓際でむすっとしてるツンツン頭が伏黒恵。そして、超田舎から上京してきたクラス唯一の女子、釘崎野薔薇」

 
(呪いの王? 超田舎ってどこ?)

 
先生の紹介があまりにも雑で、逆にどう反応していいのかわからない。
戸惑っていると、 



「……呪力は?」

 

不意に、窓際にいた男の子――伏黒くんが口を開いた。
その視線が思ったより鋭くて、肩がびくっと揺れた。

 

「お、さっすが恵。いきなり核心つくね」

 

先生が私の肩に軽く手を置いて、少し得意げに言った。
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