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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第7章 副隊長、一目惚れしてました


声もかけずに副隊長室に入り、宗四郎の元に駆け寄って抱きつく。


「っ!?どしたん!?なんかあったん?」


「ごめんなさい…レノくんに……。」


またあいつか…と怒りを鎮めるように上を向いて目元を手で覆い、深呼吸をしている。

鎮められたのか、何があったん?と頭を撫でてくれる。


少し離れて襟を捲り、吸いつかれたところを見せる。


「あっっの、クソガキ!!」


「んっ!そ、しろ…ふっ、んぅ…。」


上書きするように首に吸いつかれて、何度も何度もチクッとした甘い痺れが走った。

一度唇が離れるとペロペロと舌を這わせて執拗に舐めてくる。

最後についた唾液を吸い取るようにチュッと唇が離れた。


「もうこれ、僕がつけたもんやから。市川がつけたもんはもうない。」


「うん、うんっ、ありがとっ!宗四郎好き!」


何回も吸い過ぎてでかなってもうたと笑う彼に胸を撫で下ろす。

さっきすごい怒っている雰囲気が出ていたから。


「ごめん、何回も同じとこ吸ったから、痛なかった?」


「痛くない。なんでかわかんないけど、宗四郎にされるのは痛くない。気持ちいい…。」


そらよかったわと私の脇に手を入れて持ち上げると、自身の膝の上に乗せて抱きしめてくれる。

少しの間そうして軽く口付けると、そろそろ仕事戻らんと…と謝るので、ありがとうと言って膝の上から退いた。

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