第6章 副隊長、選別試験です
怪獣たちが生き返るという異常事態が発生し、すぐに亜白隊長と演習場へ向かった。
凉はどこおる!?
同じ道を通っているはずに姿を確認出来ない。通信も繋がらない。
だが先に怪獣や!
急がないと四ノ宮や受験者たちが危ない。
本獣がいるところまでついたがすでに倒されており、四ノ宮は日比野カフカと市川レノが運んだようだ。
現場は3ヶ月前のあの時に似ている。
何かが爆発したような現状に違和感を覚える。
だが今はとにかく余獣をやらねばならない。
僕と亜白隊長で殲滅に取りかかる。
「小此木ちゃん、凉はどこにおる。」
「演習場内にはいないようです。っ!どうやら熱があるようです!意識がないと思われます!」
やから言うたのに…ほんまにあの子は…。
場所を聞き、余獣を殲滅させてから急いでそちらに向かう。
おった…もうほんまに、心配させんのはやめてくれや…。
駆け寄り声をかけるが反応はない。
苦しそうに息をしている。
彼女を抱えて医療班の元へ急いだ。