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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第6章 副隊長、選別試験です


アタッカーたちを筆頭に次々と余獣を倒していく受験者たち。

四ノ宮キコルはさすがとしか言いようがない。

彼女だけで何体の余獣を倒したのか…。


レノくんや日比野カフカはアタッカーのサポートをしているようだ。

解体業者に勤めているだけある。
怪獣のことをよく知っているようだ。


その時、日比野カフカが余獣に掴まれ投げ飛ばされた。

このちゃんが戦闘不可能と言う。


「っ!凉!あかん!君が行かんでも……はぁ…。」


瞬間、私は走り出していた。
遠隔シールドがあるのはわかっている、それでも身体が勝手に動いてしまった。


演習場についてエリアデルタに向かう。


「凉、ええ。日比野カフカは審査続行や。やから君も……あっはははっ!!まじかこいつら、はははっ!!」


え、ちょ、なに…耳痛いんだけど…。


「あはっ、ははっ!もう合格でよくない?お笑い枠で、へへっ…。」


このちゃんに怒られるよ…。


落ち着いた彼は私に早く戻って来いと言うと、通信を切った。

その言葉に従いすぐに演習場を後にする。


いきなり動いたからかフラつく。

もしかして私、熱でもあるの…?


膝をつき立っていられなくなる。

早く戻らないとなのに…。

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