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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第6章 副隊長、選別試験です


彼は笑いながら受験者たちの元へ行く。


「凉ちゃん、そろそろ落ち着いて…。」


「ごめっ、ふふっ…だって、宗四郎が、ははっ……私、今なんて言った!?」


つい名前で呼んでしまい焦る。

みんなわかってるからとこのちゃんに呆れられる。

わかってるの!?なんで!?

私、今までみんなの前では名前で呼んだことはないし、付き合ってないと言っていた。

顔あっつ…。


なんとか笑いは治まったが今度は恥ずかしくなって、俯いた顔を上げられない。


亜白隊長と戻ってきた彼は私の背中に手を置く。


「どしたん?やっぱ体調悪いんやろ。」


「こ、これは、違う…。」


「凉ちゃんさっき、副隊長のこと名前で呼んでましたよ。」


このちゃん!?
なんで言っちゃうかなあ!?


宗四郎がふーん?と顔を覗き込んでくる。

見ないでと頬を押し返して顔を上げた。


審査に挑む受験者たちを見る。


「私ちょっと、日比野カフカを見てきていいですか?」


0%の彼が心配になった。
ライフルすらまともに持てていない。


「あかん。ええから、ここにいろ。立っとるだけでええ言うたやろ。」


「……了。」


腕を掴まれて止められる。

命令ならば仕方ない、大人しくモニターを見た。

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