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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第2章 副隊長、触らないでください


「んっ、っ…はっ、でるっ!うっ…くっ!」


今の声はなに?

副隊長室の扉のドアノブに手をかけて声をかけようとしたら、中から艶めかしい声が聞こえた。


誰かとしてるの…?

私を好きだと言っておきながら、私以外の誰かとしてるの?


ほら、やっぱり揶揄ってただけじゃない。


頬を伝う雫を無視して急いでその場から走り去った。

そのまま真っ直ぐ自宅に戻り、伝えていなかったことをメッセージアプリで送る。

すぐに返信はきて、直接言って欲しかった、会いたかったと私をメッセージでも揶揄ってくる。


もう知らない…あんな人知らない。

えっちをしてくれる人と仲良くしてればいいじゃない。


そう思うのに、彼のあんな声を聞いて私の中心は疼いていた。


そっと下着の中に手を入れて割れ目に触れると、少し力を入れただけで指が滑り陰核に触れる。


「そう、しろう…。」


密かにこうやって自慰をする時は彼の名前を呼ぶ。


好き…その想いは誰にも聞かれていないことをいいことに、喉を通って唇から言葉に紡がれていく。


未だに蕾の私はあなたに裂かれて養分を与えられて、綺麗に咲き誇りたい。


陰核から指を滑らせ、狭いソコに指を沈めたが軽く痛みがあり気持ちよさはなかった。

痛みがわからなくなる程、彼に乱されたい。


気持ちを伝える勇気もないくせに、一丁前にそんな願望を抱く。


すぐに指を抜いて陰核を撫でる。


「ふっ、んっ…そ、しろ…あっ、すき…すきだよ…んんっ!」


果ててしまえば、行為中の自分を思い出し吐き気がする。

こんなことしてると知られれば、きっともう好きだと言われることはないんだろうな。

気持ち悪いと軽蔑されるだろうか。


濡れたソコを拭いて手を洗いに洗面台の前に立つ。


可愛くない…。

可愛くもなければ綺麗でもない。
スタイルがいいわけでもない。

なのにどうして彼は、何年もずっと私を好きだと言ってくっついてくるのだろう。

揶揄うにしても、可愛い子の方がいいじゃないか。


そういえばさっき、たぶん胸にちょっと触れてたよね…。

触れられたところを思い出し、その箇所がまた熱を持ち始める。

彼に触れられたお腹も胸も背中も肩も…全てがぽかぽかと優しい温かさに包まれていく。


「すき…。」


彼に触れられた自身の身体を抱きしめて呟いた。

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