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You are Mine【怪獣8号:保科宗四郎】

第2章 副隊長、触らないでください


家についてシャワーを浴びるよう言うと、一緒に浴びようと言われたので断固拒否した。

彼がシャワーを浴びている間にご飯の準備をしようと思い、キッチンに立って冷蔵庫を見ながら何を作ろうか考える。


副隊長を家の中に入れてしまった…。

これって…抱いてもいいって言ってるようなもん?

いやでも、さすがにそこまでさせるつもりはない。


お酒飲むかな?そしたらおつまみ作るんだけど…。

いや、私は何を考えてる、飲んだらそれこそ、どうなるかわからない。


あ、挽き肉使わなきゃ…。

冷蔵庫を眺めながらいろんなことを考えてしまい、とりあえず材料を取り出し閉めた。


ハンバーグでいいか…玉ねぎを刻んで卵やパン粉、調味料等を挽き肉と混ぜていく。

足りるといいけど…。


焼くだけにして冷蔵庫に入れ炊飯器のスイッチを入れてから、空いた浴室に向かう。


軽く髪を乾かしてからヘアクリップで緩く纏めて、ハンバーグを焼いてからテーブルに運ぶ。


「え、僕のも作ってくれたん?凉の手料理や〜。」


嬉しそうに笑いながら箸を持つ。


「まだ食べてないんですよね?遅くなったのでそんな手の込んだものを作れませんでしたけど…。」


「まだ!ハンバーグなんて十分手ぇ込んでへん?ありがとう!」


これで手が込んでると言ってくれるのか…きっとこの人と結婚する人は幸せなんだろうなと思う。

なんでもニコニコしながら食べてくれそう…。


美味い美味いと食べてくれる彼に思わず、そんな美味しい?とタメ口で聞いてしまった。


「凉の愛情たっぷりハンバーグや、美味くないわけあらへんやろ。」


「は?愛情たっぷりではないけど…。」


上官に対しての態度ではなくなってしまった。

そして何故か彼は嬉しそう…。

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