第3章 カカシ②
「ねぇ…、そんなこと言ってると襲っちゃうよ…?」
「えっ!!?」
「冗談だよ…。今は話をするのが先…。」
少しくすりと笑いながら揶揄われた。
「もうっ!」
そう言いながらも、たしかになと思って話を再開させた。
「そうね…、あとは家ではあんまり近づいたり、肌の触れ合いとかはしないようにしてた。多分それが柚希さんが俺に避けられてるって思った原因だよね。理由は同じ…。」
「えっと………りせ…」
「待って、恥ずかしいから言わないで。…29にもなって情けない。」
「ごめんなさい…。そっか…、よかった。私病気で私を遠ざけようとしてるんだと思ってたんです。」
「そう、病気のことも…。実際病気じゃないけど、俺任務の後に倒れることがあるんだ。」
「えっ……。」
「俺…写輪眼を使いすぎると反動で動けなくなるんだ…。」
はたけさんが写輪眼に手を当てた。
「知らなかったです…。」
私は病気じゃなくてよかったと安心したけど、やっぱりはたけさんのことで、知らないことがあるんだなと、少しだけ悲しくなった。
「うん。俺が隠してたからね…。だってダサいでしょ。写輪眼のカカシなんて異名があるくせに、使いすぎたらぶっ倒れるなんて。」
「だから…教えてくれなかったんですか…?」
「………うん。」
はたけさんは目を瞑り私が話すのを待っている様子だった。
はたけさんにとっては私に知られたくないことだったかもしれない。
でも…。