第3章 カカシ②
朝日で目が覚めた。
………はたけさんはもう任務に出かけちゃったかな…。
「どうか無事に帰ってきてください。」
私はぼそっと外に向かって独り言を吐いた。
そして、仕事の準備をして家を出た。
ーーーーー
職場に着いた。
ガラガラーーー
「おはよう。………おっ!無事に仲直りできたみたいだな…。」
出勤した私の顔をみた瞬間店長が優しく微笑んだ。
「おはようございます。あっ、はい。無事にすれ違いは解消しました!」
「よかったな…。いや、わざわざ病気の彼氏の話しの本買って帰ってたからよ。心配してたんだ。」
うんうんと頷いた店長。
「………え?」
「ん?」
「……え?だって店長がこれおすすめ来てくれましたよね…?」
私は少し困惑した…。
私の様子を見ていた店長。
「あぁ…。俺が言ってた本は多分その隣だ…。」
「なっ………!!」
「はは…。まぁ、結果オーライだな。」
店長は優しく笑って本の整理を始めた。
………まさか本を間違えてたなんて…。
私は思わず苦笑いした。
でも、あの本がきっかけにはたけさんとの関係が少し進むことができた。
だからあの本は私にとっての救世主だった。
これからも大切にしよう…。
あーあ、早くはたけさん帰ってこないかな。
今日任務に行ったばかりなのにもう会いたいな…。
そう思いながら、私は本の在庫を並べ始めた。
ーーーおしまいーーー