第3章 カカシ②
「あの…、ごめんなさい…。ちょっと聞こえなくて…。」
私少しはたけさんの方に近寄る。
その時に、私の二の腕がはたけさんの腕に当たる。
「!!だっ、だから……っ!柚希さんのそのふにっとした感触で俺の理性が崩れそうになるんだ…。」
「へ?」
一瞬はたけさんが言った言葉が理解できなかった。
………えっ?じゃあはたけさんは紅さんを見ながら私のことを考えていたってこと…?………それより…理性って…
「……っ!!!!?」
私の体全体に一気に熱が帯びる。
驚いて声が出ない。
恥ずかしさ、嬉しさ、困惑、色々な感情が入り乱れている。
「………引いたかな…?」
はたけさんの少し緊張しているのかいつもより硬い声が聞こえた。
「…え?」
私がはたけさんの顔を見ると悲しそうな顔をしていた。
でもはたけさんが私の顔に視線を戻した瞬間目にを開いた。
「なっ……なんて顔してるの…。だめだよ、そんな顔…。」
はたけさんは息を呑んだ後、視線をまた私から逸らした。
待って、私顔真っ赤だ…。
私もまたはたけさんから顔を逸らした。
「……あの!!もちろん引いてない…です。その………むしろ嬉しいです…。」
「うぐっ!!」
はたけさんがベッドに頭を預けて変な声を出した。
そして一つ息を吐いた。