第3章 カカシ②
私が話し始めてから、相槌を打ちながら聞いてくれているはたけさん。
でもなんだか、わかっているのかわからない。
私の言葉が伝わらないのかなと思いつつも、話しているとため息をついた。
私はそれを聞いてじわっと目元が熱くなってくる…。
もう話し切ってしまおうと、病気に気がついたことや紅さんのことを話すとはたけさんが慌てた様子で否定し出した。
………よっぽど知られたくなかったってことだよね。きっと紅さんのことだって…。
「すいません、知られたくなかったんですよね。………もう嘘つかなくて大丈夫です。私今日覚悟してきました。さっき言った通り、私をはたけさんのそばにいさせてください.」
私は精一杯はたけさんに笑いかけた。
私の顔を見たはたけさんが困惑したような表情で一点を見つめていた。
そして、はっとして言葉を発しようとした。
「いや、だからっ…!!……っげほげほげほっ!!」
「はたけさん!!」
私は慌てて席から立ち上がるとはたけさんの近くまで行くと背中をさすった。
「……ごほっ…はぁ…、ごめんね…。」
「大丈夫ですか…?」
咳が止まったはたけさんに背中に回していない方の腕を取られてすこし引き寄せられた。
「えっ?」
「………全然大丈夫じゃ…ない。」
はたけさんの顔を見た時、その真剣な瞳にとくんとくんと心臓が速くなっていく。