第3章 カカシ②
柚希ちゃんは俺の方をパッと見た。
「……私…、気づいてしまったんです。きっと…、私には内緒だったんですよね…?」
「…えっと………?」
「言ってたもん、無理してるんじゃないかって。それに対して、しかたないことだって…。任務の後……、意識がなくなっちゃうことあるんですよね………。それにすごい咳してた………。」
彼女は少し目に涙を溜めて話をしている。
「…ちょっ…ちょっと待って……?」
「もし仮にはたけさんが紅さんみたいな綺麗な女性が好きでも、私努力するから…。病気だからって離れて行こうとしたら嫌です…。お願いです、私ははたけさんのそばにいたいです。」
………え?えええ?待って待って。話が見えない。いやいや、まさか…。えっと、もしかしてそのまさか…なのか…?
「……………柚希さん…。あの…まさかとは思うんだけど…、それ俺のことを言ってるのかな………?」
俺の返答が意外だったのか、涙を溜めた目で俺を見て頷く。
「………っ!!!えええ!!ちっ、ちがうよ!それは違う。俺は病気じゃないし、紅はただの同僚だし…、えっ…?なんでそうなったの…?」
理解が追いつかない…。
でも、明らかに悩みの原因は俺だということだけは、分かった。
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