第3章 カカシ②
マッサージをやめ、食事のことを考えた。
さっきお団子を食べたからそんなにお腹は減ってないけど…。
私は冷蔵庫から納豆を取り出して納豆ご飯を食べた。
………待って。なんて色気のない食事なの。また紅さんから遠ざかる…。
でも納豆ご飯は悪くない。
そう思いながら、美味しくいただいた。
食器を洗い、キッチンでココアをマグカップ入れて私は本を読む定位置についた。
私は家で本を読む時はいつもこの座椅子に座って足には好きな犬の模様が書いてあるブランケットをかける。
淹れたてのココアを一口飲んでホッとし、今日買った本を読み始めた。
ーーーーーー
「ずびっ…。」
読み終えた時には外はうっすら明るくなり、もう朝方になっていた。
私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をティッシュで拭いた。
まさか、彼氏が病気で亡くなるなんて…。
だからわざと避けたり、嫌われるようなことをして遠ざけて…、なんて切ない。
私は冷え冷えになったココアを飲んだ。
どうなんだろう、今の現状は嫌われてはいないと思うんだけど、家では隣に座るのも避けられるし、話していてもすこしそっけないし。
それに昨日…。手が当たった時も避けられたし。
紅さんのような女性が好きなのか見てたし…。
はたけさんがどう考えてるかわからない………。
私は睡眠不足の回らない頭で考えた。
「………あれ…。でも、ちょっと待って……。」