第3章 カカシ②
sideカカシ
さっきは思わぬ邪魔が入った。
アスマが来たことで、またいらないことを彼女に知られるところだった。
任務の後に写輪眼の使いすぎでぶっ倒れたなんて、カッコ悪いだろ。
だから、できれば彼女には知られたくない。
どうにか誤魔化すことはできた。
でも彼女のすこし悲しそうな顔が離れなかった。
きっと、なんで言ってくれなかったのかって思ってるんだろう。
でも、柚希さんには言えない。
カッコ悪いところは見せたくない。
そんなことを考えている時、「会いに来てくれて嬉しかった。」と言ってくれた。
よかった、迷惑になってなくて。俺が会いたくて会いに行ったんだ。
そういうと柚希さんはとびきり可愛い笑顔で笑った。
俺の心臓は撃ち抜かれ、その後はドキドキとすごい音を立てている。
………くぅ…。これはやばい。可愛い。早く…俺のものにしたい…。
そんな考えが頭をよぎった時、
急に彼女の手が俺の手に触れた。
驚いた拍子に手をよけてしまった。
「…なっ、なに?あ。手…繋く…?」
彼女から触れてくれたのは初めてだった。
最高に嬉しい気持ちと、さっき考えていたことがばれたんじゃないかというハラハラ感。
俺は動揺しているのが伝わってしまうような声を出してしまった。