第3章 カカシ②
その後はアスマさんや紅さんもお団子とお茶が来てみんなで食べた。
「ごちそうさまでした!美味しかったです。」
「ちゃんとゆっくり食べれてえらいね。」
「…もう。」
私は先ほどのことを思い出して少し顔が熱くなった。
「あら。やだ、カカシったら。」
「いいねー。あのカカシがねぇ…。」
「うるさいよ、お前ら。柚希さん、そろそろ帰ろうか。」
お財布を出しかけた私を止めて、はたけさんがそのままお会計してくれた。
「えっ、いいんですか?私しか食べてないのに…。」
「当たり前でしょ。…じゃあ行こうか。」
「そうですね。紅さん、アスマさんさようなら!」
「ええ。気をつけてね。」
「ちゃんと送ってけよ。」
「わかってるよ。」
私は手を振って暖簾をくぐり外に出た。
夕日に染まった道を2人でゆっくりと歩く。
「今日は来てくれて嬉しかったです。ありがとうございます!」
「俺も会いたかったんだよ。」
はたけさんがそう言ってくれると嬉しくて仕方がない。
私は人通りが少ないのをいいことに、はたけさんに手を伸ばした。
「…なっ、なに?あ。手…繋く…?」
びっくりしたような、すこし動揺したようなはたけさんが手をさっとよけた。
その瞬間胸がズキッと痛くなった。
今、避けられた…?