第3章 カカシ②
私たちは向かい合ってテーブル席に足を下ろした。
抹茶を2つとみたらし団子とこし餡の団子を頼んだ。
「そういえば……っ!ごほごほごほっ!!」
突然はたけさんが咳き込み始めた。
「ええ!!はたけさん!?」
私は席を立ち上がろうとしたけど、はたけさんが片手を前に出して静止した。
「とっ、とりあえずお水もらいましょうか!すいません!」
そう言って店員さんにお水をもらいはたけさんの方に置いた。
咳が止まるとはたけさんはサッと口布を下ろして水を飲んでだ。
「大丈夫ですか?」
「…ごめんごめん。最近少し咳が出るんだ…。」
「えっ?!風邪ですかね?だっ、大丈夫ですか?こんなお団子なんて食べるの付き合わせてしまってごめんなさい。」
「いやいや、俺が誘ったんだから…。」
はたけさんがクスッと目尻を下げて笑った。
その優しい目にいつも心がほわっと暖かくなる。
「お待たせしました。抹茶2つとお団子です。」
店員さんが持ってきてくれた。
「わぁ…。美味しそう。」
「ゆっくり食べて。」
「はい…。いただきます……。おいしい!!」
トロッとしたみたらしのタレが絡まった柔らかいお団子。
すこしおこげがついているところがまたいいアクセントになっていて素晴らしい。
私は2口目を食べるために口を開けた。
「くすっ。」
その笑い声にはたけさんの方を見る。