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短編集(いろいろ)

第3章 カカシ②



はたけさんと会うのはあの日以来だ。

不安はあるのに、こうやって仕事終わりに迎えにきてくれると安心してしまう。

「そういえばこの前はお腹大丈夫だった?」

「はい!あの日はすいませんでした。外をゆっくり歩いてたらお腹の痛みも和らいで大丈夫でした。ご心配おかけしました。」

「そっか。治ってよかったね。」

こうやって心配してくれるのもはたけさんの優しいところだ。

なのに、あの日は自分の感情を優先してしまって、少し嫌な態度だったかもしれないなと思っていた。

「あの時はほんとごめんなさい。少し大きな声を出しちゃった。」

はたけさんは少し眉毛を下げた。

「ああ、いいよ。俺もしつこかったかなって。ごめんね。」

「いえ!そんなことは…。」

私が悪いのにそんな顔をされると私まで辛くなってくる。

「じゃあ…、仲直りの記念にお茶でもしていかない?」

「あっ、はい…。行きたいです!」

「じゃあ、そこの団子屋でもいいかな?」

「はい!お団子大好きです。甘いもの苦手なのに大丈夫ですか?」

「ああ、大丈夫。柚希さんは気にせずに好きなの食べて。」

そういうと団子屋の暖簾をくぐった。
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