第2章 カカシ
たわいもない話をしながら歩いているとあっという間にこの前の湖についた。
ここではたけさんに助けてもらったんだよね。
だから今こうして隣にいる。
私とはたけさんはベンチに並んで座った。
「じゃーん、今日はイチャイチャパラダイス持ってきました!はたけさんもイチャイチャパラダイス読んでたから一緒ですね。もう4週目くらいですけど、何度読んでもいいですよね!」
カバンからイチャイチャパラダイスを出す。
「うんうん、俺ももう何周したか覚えてないなー。なかなか良さがわかるやついないのよね。」
「ほんともったいないですよね!まぁって言っても私も少し前までは知らなかったんですけどね!ほんとはたけさんには感謝です!」
「いやいや俺はきっかけだっただけだよ。この本の良さがわかるのは柚希ちゃんくらいだよ。いまどの辺読んでるの?」
「いまはですね、この辺です。ここもいいシーンですよね!」
ページを開いてはたけさんに見せる。
はたけさんはページを覗き込んで頷いた。
「俺もこのシーン好きだな。」と言った。
………んー!そうそう、これ!はたけさんとイチャイチャパラダイスの良さを喋りたかったんだよね!好きなものを一緒に好きだって会えるの嬉しい…。
「ふふ、分かち合えるって楽しいですね!」
「ん、そうだね。さーてそろそろ読書タイムといきますか。読みたくてウズウズしてるでしょ?」
「顔に出てるよ。」とはたけさんが笑った。
図星をつかれた私は慌てて本を開いて読み始めた。