第2章 カカシ
ラーメンを食べ終わり、コトリとラーメンの器を机に置いた。
「美味しかったです!ごちそうさまでした!」
「いい食べっぷりだったな、柚希ちゃん。美味しそうに食べてくれてありがとな。また食べにおいでな。カカシ先生もいつもありがとう。」
「いえいえこちらもいつも美味しいラーメンありがとうございます。ご馳走様でした。じゃ、勘定お願いします。」
カバンから財布を取り出すとはたけさんは財布を持っている私の手を掴み首を振った。
「俺が払うから大丈夫。」
「いえ、そういうわけには!」
押し問答が少し続いたけど結局奢ってもらってしまった。
「また来ます。」と声をかけて一楽から出る。
「あの、お支払いしてもらってありがとうございます。ごちそうさまでした。」
ぺこりと頭を下げるとまたはたけさんが私の頭を撫でて離れた。
「いーえ。さーて、どこで読む?俺はどこでも大丈夫だけど。ゆっくり座って読みたいよね…。この前の湖のところはどう?あっ、俺の部屋でもいいけどね…。」
………へっ、部屋!?いや、さすがにお付き合いしていない男の人の部屋は…。だめ!絶対絶対だめ!
その言葉に私は思わず体が固まる。
視線だけが定まらず、キョロキョロとあたりを見回してしまった。
「………くくっ。ねぇ、なに想像したの?じょーだんだよ。」
「!!!かっ、からかいましたね!もうびっくりしたじゃないですか!もう!!」
「ほーんと柚希ちゃん反応可愛くて。ついね。」
はたけさんは笑ったまま、行こうと歩き始めた。