第2章 カカシ
はたけさんと会う前日の夜私は焦っていた。
………明日何着ていけばいいの!?別に一緒にラーメン食べて読書するだけ…。少しでも可愛く見られたいけど気合い入ってるなと思われたら恥ずかしいし。
私は迷った挙句、ニットとロングスカートという無難な格好になった。
さて今日は明日に備えてそろそろ寝よう。
電気を切りベッドに横になった。
はたけさんとおでかけ…楽しみだな……。目を瞑ると意識が遠のいて行った。
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朝8時前に起床。
軽く朝ごはんを食べると昨日決めた服に着替え、お化粧をして髪の毛を少し高い位置で1つにまとめる。
………べつにポニーテールを褒められたからではない…。
鏡の前で最終確認をする。
「うん、変なところはない…はず。」
カバンの中にはお財布、ハンカチ、家の鍵、そしてはたけさんと話すきっかけになったイチャイチャパラダイスを入れ集合時間に間に合うように家を出た。
早く会いたくてすこし早足になってしまっている自覚がある。
集合場所にはすでにはたけさんがイチャイチャパラダイスを読みながら待っていた。
……えっ、もうはたけさん待ってるの!?やばい!
私ははたけさんのところまで小走りで近寄った。
やはり体力のない私ははたけさんのところに着く頃に息が切れていた。
「ぜぇぜぇー。お、またせ…しました………。」
「くくっ…。大丈夫…?時間前だしゆっくりで良かったのに。くくくっ。」
はたけさんはパタンと本を閉じ笑いながら私の乱れた前髪をさらっと直してくれた。
はたけさんの手が前髪に触れた瞬間、胸がどきりと高鳴った。
「あっ、ありがとうございます。あの今日はよろしくお願いします。」
「ん。よろしくねー。とりあえず一楽からでいいかな?」
私が頷くと、じゃあ行こうかとゆっくり歩き始めたので私もはたけさんの横まで行き歩く。
…歩幅合わせてくれてる。優しい。